〈鉄のフライパンと鉄鍋、鉄瓶のおすすめ〉
人の体内には3~4グラムの鉄が存在し、その 70 パーセントは血液中で酸素を運ぶ役割であるヘモグロビンに使用され、残りの 30 パーセントは肝臓で保存されています。
鉄が不足するとヘモグロビンの量も減り、体内に酸素が行き渡らなくなり鉄欠乏性貧血となります。 むし歯も、体に出来た潰瘍、腫瘍も、根本はその部分の細胞の酸素欠乏状態 なのです。
通常、人は 1 日に 1,5 ミリグラムの鉄を消費しますから、その分の鉄を摂取するには 1 日の食事で 12 ミリグラム以上の鉄が必要となります。何故なら、鉄は体内への吸収が悪く、摂取しても 10 パーセントしか吸収されないからです。しかし、ビタミン C と同時に食べることで吸収率が良くなります。これはビタミン C に含まれるアスコルビン酸のお陰です。
現代の日本人には鉄欠乏性貧血の人が多く、特に女性では約半数近くに達するとも言われています。またあるスポーツクラブの男子高校生の調査では貧血まではいかないのですが、 90 パーセントの生徒が 潜在的な鉄欠乏状態 であったそうです。
では、貧血を改善するには鉄分の多い食品を食べることですね。レバー、ほうれん草、マグロ、アサリ、ひじきが一般ですが、特にレバーやマグロなどの肉や魚は他より吸収が良いのですが、偏食があればせっかくの鉄も排出されてしまうので、ビタミン C 豊富な野菜などと一緒に食べることが必要です。
でもこんな物をいつもたくさん食べれる訳ではないので、ここで鉄のフライパンや鉄鍋や鉄瓶に協力してもらえばいいのです。
NHK の「ためしてガッテン」での実験で、 1 回の調理で鉄鍋から 1,5 ミリグラムの鉄が溶け出すということがわかりました。ですから 朝昼晩 3回の調理では4,5ミリグラムの鉄を鉄製品を使うだけで摂取できます。
そして肝心なことが、 鉄製品から摂取する方が、食物より摂取するよりかなり吸収率が高い ことも「ためしてガッテン」で実証されたのです。
私たちは何十兆もの細胞で出来ており、その 各細胞も酸素を必要 としています。その 各細胞へ酸素を運ぶのに鉄は重要な役割をしています。 歯は元は血液由来で構成されていますから、 歯を強化するのに不可欠であり、全身の健康維持、回復と正常な成長と発育 にもとても大切なものなのです。
〈生水のおすすめ 〉
私たちが生きていくうえに酸素が大切なことは先ほどお話しましたが、もうひとつ大切なものが生水なのです。では何故、湯冷ましやお茶ではだめなのでしょうか?
水を火にかけると小さな泡が出ます。あれは水に溶け込んでいた空気が水から出て蒸発しているのです。つまり 湯冷ましやお茶には酸素がほとんどないのです。
人間は口と鼻だけで酸素を取り入れているのではなく、皮膚呼吸もしていますし、食べ物、飲み物からも酸素を摂取しています。私たちの体の約 70 パーセントは水分ですから、 水からの酸素の摂取はとても大事なのです。 お茶やジュースなどは食物と同じように加水分解され消化吸収され、この際に約 1 , 5 リットルの水分を消費しますから、より口腔は乾燥し、また細胞に行き渡るまでに時間がかかります。特に緑茶、ウーロン茶は著しく唾液を減少させます。
入れ歯が合わない、ゆるい、よく痛くなる人は実はドライマウスが原因のこともあります。
酸素が豊富な水はすぐに血液と唾液に変えられ、唾液や血液にさらなるうるおいを与えます。
ドロドロの血液とサラサラの血液のどちらが心臓に負担を与えるでしょうか?またどちらの血液が脳血管をつまらせ脳梗塞になったり、血管が破裂し脳内出血を起こす危険があるでしょうか?
冬に生水が冷たすぎるからと思われる方は、少しのお湯を足すか、常温でしばらく置いておくといいでしょう。ノンカロリーの最高の命の水をどんどん飲んでください。