父が御影の地に高橋歯科医院を開業したのが昭和26年。当時は父の兄の内科と併設し、いとこ達と遊びながらも、よく妹たちと診療している父と母の姿を隠れて見ていました。当時は年中無休で夜中まで患者さんを診ていたのでとても寂しかった記憶が残っています。
私も歯科医になり昭和58年に古い診療所を改築し父と一緒に診療をすることになりました。父の代から受診され、その子供さん、お孫さんの3代にわたって受診して下さる方もたくさんおられます。父は90才を過ぎてから老人性の眼疾患を患い引退しましたが、母と庭の花木の手入れや管理をしてくれています。患者様から「綺麗な庭で心が癒されます。」とよく言っていただけますし、私たちも癒しの空間の中で仕事ができるのも両親のお陰です。これからも感謝と思いやりを第一に触れあいある診療を続けていきたいと思います。
訃報のお知らせ
患者様ならびに関係各所の皆様へ
当副医院長 父 髙橋利治が 令和3年7月8日、96歳にて永眠しました。
脳梗塞から入院後3ヶ月程で静かに眠るように逝去致しました。ここにあらためて生前のご厚誼に深く感謝しますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
父がこの御影の地にて昭和26年に当医院を開業し、たくさんの方々に支えられながら築いた多大な功績に深く敬意を示すとともに、70年の歩みの中その志を継いで、地域医療を守るため高橋歯科医院スタッフ一同、より一層邁進して参りますので、今後とも変わらぬご厚誼の程、よろしくお願い申し上げます。