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チューイングガムは何で出来ているのだろうか?


 日本人以外で食後すぐに歯ブラシをする人種は殆どいません。キスが日常的なアメリカ人でさえ食後は歯を磨かず、代わりにガムで唾液の分泌を促進し、口臭予防と口腔内環境を維持しているのです。


 ガムは本来、熱帯雨林に生息する樹木から採取される樹液を原料として作られます。 チクルという樹脂 が代表的で、このチクルの樹液を煮て、糖分やシロップを加えて練り、味をつけるためにコーティングしてガムになります。


 ところが 世界中に出回っているガムのほとんどが、この樹液を使用していないのです。 というのも、チクルを採取するのは熱帯雨林のジャングルに入り、木に登って樹皮に切り込みを入れ、流れ出る樹液を採取するという、とても大変な作業が必要で、それにはかなりの技術と訓練がいります。


 こうした作業にかかるコストを削減するためと、チクルよりも咬み心地を良くするために、現在はほとんどのガムで、 石油から化学合成したプラスチックの酢酸ビニル樹脂や、エステルガムという人工的に作られた化学物質がベースとして使われています。


 なんと酢酸ビニル樹脂とは接着剤の主成分なんです。さらに、そこに弾力性や硬さを調整するためや、風味や色をつけるためにさまざまな人工甘味料、香料、色素などが加えられます。これらのほとんどが 石油が原料で発ガン性が示唆 されているのです。これらにわずかなチクルを混ぜているものもありますが、風船ガムは 100 パーセント酢酸ビニル樹脂で出来ています。


ガムを咬むこと = 化学物質を摂取する=石油製品を長時間咬み、飲み込んでいるということです。


 また、こうした人工樹脂が出回るようになったために、熱帯雨林のチクル産業が衰退しつつあります。木を切り倒さずに樹液だけを採取するチクル産業が衰退すると、代わりに木を伐採して販売する木材産業に転向する業者も出てきます。こうなると地球の大切な資源である熱帯雨林の木々が伐採され、 温暖化を始めとする気候変動にも影響を及ぼす ようになってしまうのです。


 ガムひとつが気候に影響を及ぼし、私たち自身の口だけでなく健康にも多大な影響がありますので、摂取する食品はぜひ選んでほしいのです。


 今、ドライマウスの方がとても多くなっています。薬づけの医療による副作用と、氾濫しているサプリメント、自覚するしないに関わらず日常的なストレスによって大人だけでなく、子供まで唾液の量が減っています。


 当医院ではチクルを原料に、水あめや果樹などを加え、自然素材だけで作られているオーラルナチュラルガムと日本のタイヨウ社製の入れ歯でも噛める口臭予防ガムを提供しています。